小さな頃から器とものづくりが大好き。現在はイタリアン・マヨリカ作家になれる日を夢見て、様々なものをつくることに心躍る日々。


by conlemani
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更新滞っている間に、学校もいよいよ卒業制作に入っていました。
45x45以上の大きさのオリジナルタイル画を2枚(一枚は彩色タイルでもう一枚は青色一色タイル)というのが卒業制作の課題。

こちらは45x60の彩色タイル画。バレンシアのマニセスのマヨリカ焼き看板をベースにデザイン、一部(とくに真ん中の怪獣みたいな動物をスプーモに近づけて描いてみました)アレンジを加えてあります。

まずデザインを同じ大きさの画用紙に描いて、それを水彩絵の具で彩色していくことも課題の一つ。

マヨリカ焼きの技法は、数段階に分けて色付けをして行きます(色にもよりますが、だいたい3段階から4段階)。
紙の上で、全ての色の一段階目が塗り終わった時がこんな感じ。↓
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全部の色を最後の段階まで塗り終わった時はこんな感じ。↓
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ここから写真はないのですが、下絵を大きなトレーシングペーパーに写し取って、その線に専用の針でポチポチと穴あけ・・・(この作業がとっても地道です)。

タイル12枚に一枚ずつ手がけで錫の釉薬をかけて、周りの釉薬をナイフで削って処理して、乾いたら全てを並べてポチポチと穴のあいたトレーシングペーパーの下絵を、木炭の粉の入ったポンポンでなでながらタイルに移します。
タイルに移ったよく見えない木炭跡とオリジナルの下絵をよく見比べながら、マヨリカの顔料で色付けをしていきますが、この時もまずは全ての色の一段階目を全部塗って行きます。

絵付けはもちろん一日では終わらないので、終わる度に2つずつケースに収納して帰るのですが、この時ちょっとでも絵に触れてしまうと顔料が簡単にとれてしまうので、要注意。

色付けが全て終わったら、先細筆で縁取りです。縁取りも結構時間がかかります。

全部描き終わったら、窯入れ。窯に入れる前のタイルはこんな感じです。↓
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窯から出て来たタイル達は、釉薬がちょっとよれてしまったり欠けてしまったりしているところを数枚修正。

もう一度焼いて出来上がり!



先生方、的確なご指導ありがとうございました。
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# by conlemani | 2011-02-05 01:35 | オリジナル作品

デルフトの四角プレート

随分昔に学校の課題で作った、水彩技法(デルフト柄)の四角プレートです。
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         <<デザイン提供:スペインタイルアート工房>>

錫釉の上に顔料で絵付けをした、焼成前(下)と焼成後の見本(上)です。青の濃さは水分で調整します。水色は濃くなってしまうので、かなり多めの水分で絵の具を溶きます。日本の陶芸の染め付けの呉須と似ていますね。

焼き上がった写真は撮っていなかったみたい。そのまま、義母のところにお嫁入りしてしまいましたので、焼き上がりはご想像にお任せいたします。。。。
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# by conlemani | 2010-10-31 21:43 | スペインタイル・アート工房作品
初期の頃の課題で作ったマヨリカ技法(学校では水彩技法と呼んでいます)のスペインの楽器を奏でるおじさんたち。
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          <<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>

各色、薄い色から1段階目、2段階目、3段階目・・・と描いていく練習。何番と何番の顔料を混ぜるとどんな色になるか・・・という勉強にもなります。
よく見ると髪の毛なんかも、色々な茶色や黒が使われていたりするんです。最後の段階は濃いめに短いラインを入れます。
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2枚描いて、焼き上がったタイルは、どちらかをこんなキーフックに加工するのも課題です。
おじさん・・・というには、ちょっと若い男性でしたね、失礼!

↑この楽器、スペインの古い楽器「サンボンバ」というそうですよ。

先生方はスペイン文化にも詳しいのです♪
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# by conlemani | 2010-10-11 00:46 | スペインタイル・アート工房作品
ラスター彩を使った作品をもう一つ・・・
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        <<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>

ラスター彩を使う場合、2度の焼成が必要になります。

まずはマヨリカの釉をかけた上にマヨリカの顔料で鹿(?)を描いて一度焼成。(これだけでも、結構かわいい♪)↓
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その後、上からドローっとしたニカワのような茶色のラスター彩で絵付けして、もう一度焼成。
焼くと金色に輝く、不思議な釉薬です。
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写真だとちょっと分かり憎いのですが、かなり光沢感があります。
鹿もかなりゴージャスになりますね。
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# by conlemani | 2010-10-02 22:01 | スペインタイル・アート工房作品

ラスター彩という、光沢のある釉薬を使った課題作品です。
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        <<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>

素焼きのビスクにマヨリカ焼きの釉薬をかけて、いつもの顔料で絵付けして一度焼いた後、ツルツルになった表面にラスター彩を乗せていきます。陶芸で言う、上絵付けの金彩の要領ですね。
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結構描きにくいもったりとした質感。

でもちょっと高級感が出ますね。
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# by conlemani | 2010-09-04 01:08 | スペインタイル・アート工房作品
学校の自由制作で作ったマヨリカ焼きの大皿です。

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レモンを載せていたら、こんな方がやって来ました↓
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ボールと間違えております・・・。
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# by conlemani | 2010-08-14 01:00 | オリジナル作品

マヨリカのお皿

学校で作ったマヨリカのお皿です。
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       <<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>


スペインのデザインはどことなくユーモラスです。

北京に住む中国人の友人の会社設立のお祝いに贈ったら、とっても喜んでくれました。
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# by conlemani | 2010-08-13 14:35 | スペインタイル・アート工房作品

マヨリカのブルーの時計

こんな時計もありました。
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        <<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>

こういう細かい柄のブルーの単色は、和陶器の染め付けに通じるものがあって、ホッと和みます。

こちらは、叔母の家にお嫁入り。リビングに飾ってもらっているみたいです。嬉しい♪
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# by conlemani | 2010-08-05 00:18 | スペインタイル・アート工房作品
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前回アップした「クエンカタイル」とはまた違う技法の凸凹タイルです。
こちらはタイルの上に、オイルで溶いた化粧土を細く垂らして模様を描いて焼成。その後その模様の内側に釉薬を流してまた焼成・・・というプロセスで作る凸凹タイルです。
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↑この、化粧土をオイルで溶く作業が簡単そうで意外と時間がかかります。

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↑そして写真では分かり憎いのですが、この柔らかい土を細く垂らすための道具は・・・なんと注射器!なのでした。どこからどの方向にどのくらいの分量を出すか決めてから取りかからないといけないので難しいし、注射器なので結構指の力を使います。
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見本の緑×黄色とはちょっと違った、おとなしめの配色の釉薬の色を選んでみました。

ちなみに釉薬は一度に沢山のせると上手く凸凹が出ないので、少しずつ乗せて計3回焼きました。
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# by conlemani | 2010-05-18 01:26 | スペインタイル・アート工房作品

クエンカタイル

イスラムからスペインに伝わった、伝統的なタイルの技法の一つ「クエンカタイル」です。
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<<デザイン提供:スペインタイルアート工房>>

学校ではタイルを粘土から作る作品をいくつか作りますが、こちらはそのタイルを作る前に、さらに石膏でタイルを作る型を作りました。
c0176250_1142615.jpg石膏を流し入れるための土塀を粘土で作成。ここに水を適量入れながらとかした出来立ての石膏液を流し入れます。

下には石鹸水を塗っておくと取りやすいです。

しばらくして固まったら、粘土を外して石膏型を取り出し・・・・
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今度は石膏型にデザインをカーボンで写して、そのデザインを彫り彫りしていきます。

つまり彫ったぶんだけ、粘土の区切りの盛り上がりになるので、わりと深めに彫ったほうが良いみたい。

彫る作業は楽しいけれど、ずーっとやっていると指と腕は結構きつい。
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でもこの型が一つあれば、何枚でも同じタイルが作れるのはいいですね。
スペインのアルハンブラ宮殿とか、ポルトガルのシントラの王宮とかにも沢山使われているタイルです。

彫った後に粘土を入れて型を取り、取り出して一度素焼きし、そのタイルに釉薬を流し入れてまたもう一度焼きます。
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凸凹がかわいいタイルです♪
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# by conlemani | 2010-04-25 01:20 | スペインタイル・アート工房作品
北アフリカのイスラム教徒がスペインに入植したときに伝わったマヨリカ技法の陶器は、マヨリカ島を経由してルネッサンス期のイタリアに伝って花開き、それがフランドル地方(ベルギーのアントワープやオランダ)に広がっていった・・・という歴史を持っています。
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             <<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>

初期のオランダのマヨリカ焼きはイタリア人陶工の影響を受けたカラフルなものが多かったのですが、中国や日本との貿易によって東洋の図柄に影響を受けたオランダでは、青×白の染め付けの様なデザインも多様されました。
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今もデルフト地方で盛んな焼き物は、オランダでは”デルフト焼き”という名前で世界的に有名ですが、もとはマヨリカ焼きと同じ技法なんですね。
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デルフト焼きの(特にタイルの)特徴の一つにコーナー・モティーフがありますが、上の作品のコーナーに描かれているのは”Fleur-de-Lis(百合の紋章)"です。
他にも、“Ox head (雄牛の頭)”とか、”Spider(クモ)”とかいろいろあって、デルフト焼きを見るときに意識してみると面白いですよ。
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# by conlemani | 2010-04-20 23:48 | スペインタイル・アート工房作品

4ミリ クエルダセカ

随分前に作ったものですが、細かくてきちんとした作業が苦手な私には、大変だった想い出が懐かしく蘇ってくる作品です。
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                <<デザイン提供:スペインタイルアート工房>>

まずはシャーペンで4ミリのマス目を決められた空間に決められた数引くことが結構大変!
その後は、デザインに合わせてマス目を数えて、決められた色の釉薬をスポイトでポトリと落としていったり、筆で乗せてみたり修正したり。
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その後は・・・・
ご想像通りです、神経衰弱しました・・・・。
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# by conlemani | 2010-04-17 22:13 | スペインタイル・アート工房作品
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<<デザイン提供:スペインタイル・アート工房>>

絵の具って、混ぜて素敵な色を作れますが、クエルダセカの釉薬でも混色が可能です。
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色見本を見ながら、粉をスプーンですくって釉薬の粉とお水をカップに入れて自分で調合します。
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ただし、混ぜたときの色と、焼き上がりの色が違うので、色番号と混ぜる割合とその焼き上がりの色を作ってある色見本が頼り。
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# by conlemani | 2009-12-25 02:59 | スペインタイル・アート工房作品

オリジナルデザインの壷

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この壷は、マンガン(鉄さび)=鉄錆色 と VERDE COBRE(銅)=緑 だけを使って描く、という課題の作品でした。マヨリカの初期はこの2色しかなかった時代もあったのだそうです。

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焼きあがる前は同じ様な黒っぽい色なので間違えないように・・・・
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マンガンはもったりとした質感で、細い線を描くのには適していないそうですが、描きあがった時の色がアンティークで素敵です。
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ベルデ・コブレは、水の量によって色味が変わってきて、絵の具を多く乗せるとメタリックな輝きを放つ、これまた不思議な絵の具です。
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# by conlemani | 2009-11-18 02:17 | スペインタイル・アート工房作品
父から譲り受けた自宅の窯、温度設定が難しいのですが、なかなか頑張ってくれています。

こちらは、友人からの初オーダーの作品です。
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シチリアのサントステファノ・デ・カマーストラという陶器の街へ連れて行ってくれた友人が、その町にあったタイルを見ながら「こういうのオーダーしたい♪」とわざわざ私に依頼してくれた記念すべき作品です。

友人の帰国に合わせて、現地で撮った写真を参考に、自宅にて大急ぎで作成。
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c0176250_1523597.jpg←同じものをきっちり作るには、原案をトレーシングペーパーに写して穴をあけて、このカーボンの粉のポンポンで写していく方法が一番。


今頃、シチリアに逆輸入(?)されて、現地の美味しい空気を一杯吸っているのだとか・・・♪
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# by conlemani | 2009-11-11 01:56 | 自宅工房作品